やまこのよもやま日記

自然大好きなやまこの日常を綴ります

【巻機山】雪不足の「山スキーのメッカ」でスキー板を担いで歩いていた話。

こんにちは!
在宅勤務でご飯を食べすぎている気がしているのですが、
現実を直視したくないので
ここしばらく体重計に乗っていないやまこです。

体重計にのらなかった結果、
Zoomで会議をする時に、自分の顔が丸いことに気づいて
恐れ慄いています。

さて、外出できないけれど自宅でやれることをやろう!
と言うことで、
今更ですが、3月の連休に行った巻機山の記録です。

コロナ騒動で記憶が上書きされてしまった人も
多いかもしれませんが、
今年は記録的な雪不足でした。

山スキーのメッカと呼ばれる巻機山
例年と比べると、本当に雪が少ない状態。
その結果、山スキーを楽しむよりも、修行のような山行になりました......。

1.概要

【日時】2020年3月21日(土)
【天候】快晴 【メンバー】2人
【ルート】
S清水(568)  6:01= 9:50 1750m地点〜10:54ニセ巻機山〜11:10避難小屋〜12:00巻機山山頂〜12:52ニセ巻機山=15:40火打峠駐車場G
【コースタイム】 登り6時間 下り3時間40分 合計9時間40分

2. 行動詳細

登山口にあたる清水には、
夏は登山バスが行き来していたり、登山者用のトイレも開放されていますが、冬はトイレも閉鎖されています。

そこで、前日の夜に登山口近くのコンビニまで移動し、車中泊
翌朝4:30に起きて清水に向かいました。

積雪期に巻機山に来るのが初めてだったので、
駐車スペースがわからずウロウロしていると
いつの間にか登山口らしき場所に
登山者の車が集まってきていました。
5:30頃には10台ほどの駐車スペースは満車。
ギリギリセーフでした。

駐車場探しのタイムロスで、6:00に出発。
快晴かつ風も弱く、たくさんの登山者が入山していました。
山スキーヤーもちらほらいましたが、
登山者:山スキーヤー=7:3くらいで、私たちは少数派。

理由は登り始めてからわかりました。

そう、雪が少ないからです!

しかも、シールで歩けないほどに!

これには参りました。

今回は井戸尾根をピストンするコースを選んだのですが、
井戸の壁までの尾根は、ところどころ土が見えている有様。
「井戸の壁」も籔が出ているので、
シール歩行では歩けませんでした......。

しかもシートラをすると板が木の枝に引っ掛かり、
前に進めない、というストレスフルな状態。

これならいっそ、板を置いて行こうかと何度思ったことか。
(実際に尾根上に板と靴を置いている人を見ました。笑)

しかし、井戸の壁を超えさえすれば、
そこはやはり山スキーのメッカ。
ブナの疎林、そして広大な尾根が迎えてくれます。

そこまでの苦労を忘れさせてくれる、素晴らしい斜面を堪能してきました。

下山も苦労したことは言うまでもありませんが...... 。

登山口からの林道は、雪がところどころ途切れています

米子沢橋手前。橋には雪がついていないので板を脱ぎました

1750付近。ここで一休み

ニセ巻機山山頂

ニセ巻機山手前の斜面もシートラしました

避難小屋のコルからニセ巻機山を振り返って

避難小屋からの登り返し。

巻機山の尾根に乗りました!広大!

山頂到着

山頂から上越国境を眺めます

帰りのニセ巻機山から

ニセ巻機山から その2

下山。米子沢橋から振り返ると山頂が遠くに...

ボロボロで下山。板がずれてる(笑)

3.まとめ

快晴・無風の天候に恵まれたこともあり、
ニセ巻機山から巻機山のコンディションは最高でした。
そのぶん、下山時は雪が溶けて
ドロドロ、グシャグシャに.....

半分くらいは板を担いで登ったので
最高の筋トレ山スキーでした。

そして、下山後のご褒美はこちら。

それでは、また山で会いましょう!